Hamana - 操作マニュアル

Table of contents

1. ビューイング関連

イメージの表示のさせ方を制御するための機能群です。 なお、マウスの左ドラッグ時の動作は "その他"メニューのマウスモードによって変更できます(デフォルトでは パン)。

1.1 フィット (Ctrl + H)

ウインドウに収まるように表示倍率を変更します。また、イメージの向きは初期状態に戻ります。

1.2 フィット(向きを保存) (Shift + Ctrl + H)

イメージの向きを保ったまま、ウインドウに収まるように表示倍率を変更します。

1.3 拡大 (+)

イメージを 10% 拡大します。

1.4 縮小 (-)

イメージを 10% 縮小します。

1.5 右回転 (R)

イメージを右に90度回転します。Shiftを押しながら実行した場合は 3度ずつ回転します。

1.6 左回転 (L)

イメージを左に90度回転します。Shiftを押しながら実行した場合は 3度ずつ回転します。

1.7 左右反転 (H)

イメージを左右反転します。Shiftを押しながら実行した場合は 3度ずつ回転します。

1.8 上下反転 (V)

イメージを上下反転します。Shiftを押しながら実行した場合は 3度ずつ回転します。

1.9 パン (Shift + 矢印キー / Shift + 左ドラッグ)

イメージを平行移動します。

1.10 ズーム (Ctrl + 左ドラッグ)

イメージを拡大/縮小します。

1.11 3D回転 (Shift + Ctrl + 左ドラッグ)

イメージを3D回転します。

1.12 2画面モードの有効/無効 (2)

2画面モードの有効/無効をトグルで切り替えます。
2画面モードでは2つの連続したイメージを同時に左右に表示します。

1.13 左開きにする (S)

2画面モード時のみ有効です。 2画面モードでの2つの連続したイメージの左右の順序を入れ替えます。

1.14 横長イメージは自動的に1画面で表示

2画面モード時のみ有効です。 横長イメージは自動的に1画面で表示します。

1.15 静止画エフェクト

イメージファイルにエフェクトをかけます。グラフィックカードが PixelShader に対応していない場合はこのメニューはグレーアウトされます。

1.16 ファイルリストの表示On/Off (F)

ファイルリスト(後述)の表示On/Offをトグルで切り替えます。

1.18 ファイルリストの整列方法

ファイルリストでのファイルの表示順序を指定します。

1.19 ライブラリを開いたときに自動整列をしない

ライブラリを閲覧モードで開いたときに、自動的に整列を行わずに、ライブラリ登録順で表示します。

1.20 hamana で扱えないファイルも表示する

ファイルリスト中に hamamaで扱えないファイルを表示するかどうか指定します。

1.21 イメージ情報の表示On/Off (I)

現在表示中のイメージの情報を画面下に表示します。 Exif情報が存在する場合は、それも表示します。

1.22 サムネイルの表示On/Off (T)

ファイルリストの左に各画像のサムネイルを表示します。

1.23 ルーペ表示On/Off

ルーペを表示します。ルーペ表示中はファイルリスト/サムネイルが表示されません。
マウス左ボタンをドラッグしながら、上下方向に動かすと ルーペ倍率が変化します。
また、左右に動かすと ルーペサイズが変化します。
ダブルクリックまたはメニューを再度選ぶとルーペ表示を終了します。

1.24 等倍表示

元のイメージサイズで表示します。1画面モードの場合、ウインドウの右上が原点となるように配置されます。
等倍表示ですが元の画像をそのまま表示できずに、ビデオカードによっては若干ぼやける可能性があります。

2. ファイルリスト関連

Hamanaでは画面を広く使うため、あるいは操作性の向上のために、独特のファイルリストを 使って表示させたいイメージファイルを指定します。

ファイルリストはデフォルト状態では マウスカーソルを画面左上にもっていくと自動的に表示されます。
また、マウスカーソルがファイルリスト領域から外れたり、一定時間キー入力がない場合は自動的に非表示になります。
このようなファイルリストの表示On/Offの自動制御は"その他->設定" メニューで変更できます。

ファイルリスト中のあるファイルにはオレンジ色の水平線が付与されています。
これはカーソルをあらわし、ライブラリへの登録や次回表示の対象になるファイルを表します。 矢印キーの上下でカーソルが移動します。
ファイルリスト左端のスクロールバーを操作することでも、マウスでもカーソルの上下ができます。
またファイル名を直接クリックすることでもカーソルを移動できます。

リストは上からディレクトリ/書庫/その他ファイル の順でソートされており、 ディレクトリは 緑色、書庫は水色、イメージファイルは白色、未対応ファイルは赤色で 表示されます。 また、現在表示中のイメージファイル名はピンク色でハイライトされます。

2.1 カーソル移動 (矢印キー上下 / ファイル名を左クリック)

ファイルリストカーソルを移動します。

2.2 ファイルリストスクロール (PageUp / PageDown / スクロールバードラッグ)

ファイルリストをスクロールします。

2.3 カーソル位置のイメージを表示/ディレクトリ移動/書庫移動 (矢印キー右 / ファイル名をダブルクリック / マウスジェスチャー(→))

カーソルがイメージファイル上にある場合は、そのイメージを表示します。ディレクトリ上にある場合は そのディレクトリに移動します。また、書庫上にある場合は、その書庫内に移動します。

2.4 親ディレクトリに移動 (矢印キー左 / マウスジェスチャー(←))

一つ上のディレクトリに移動します。また、書庫を開いている場合はその書庫を含むディレクトリに 移動します。

2.5 次のフォルダに移動 (Ctrl + Space)

あるルールに基づいて、次のフォルダ/書庫(ただしイメージファイルを含むものに限ります)を 検索して移動します。
場合によっては処理時間がかかる場合があります。

Windowsでは、イメージファイルはディスク中にはフォルダまたは書庫によりツリー状に管理されていますが、 Hamanaでは以下のルールでシーケンシャルに順序付けをします。
なお、以下のルールは各フォルダに再帰的に適用され、一番最初はルートフォルダに適用されます。
  1. フォルダ内のイメージファイル
  2. サブフォルダに本ルールを再帰的に適用
  3. フォルダ内の書庫に含まれるイメージファイル
そして"次のフィルダ"は、このシーケンシャルに割り振られた番号が 現在のフォルダよりも1つ大きいものとなります。

2.6 前のフォルダに移動 (Ctrl + Backspace)

あるルールに基づいて、前のフォルダ/書庫(ただしイメージファイルを含むものに限ります)を 検索して移動します。
場合によっては処理時間がかかる場合があります。

2.7 文字サイズ変更 (Delete / Insert)

ファイルリストの文字フォントのサイズを大きく(小さく)します。

2.8 インクリメンタルサーチ (Ctrl + F)

ファイルリストからインクリメンタルサーチを行います。 カーソルの上下でヒットした候補を切り替えます。 入力方法には簡易モードと正規表現モードがあります。

  1. 簡易モード

    ワイルドカード(*, ?)が利用できます。その他の文字はそのまま検索します。C/Migemoが利用できます。

  2. 正規表現モード

    ECMAScript + Perl拡張互換による正規表現で検索します。

3. スライドショー関連

連続してイメージファイルを表示する機能群です。

3.1 次のイメージを表示 (Space / 右クリック)

現在表示しているイメージ(カーソル位置のイメージでないことに注意)の ファイルリスト中での次のファイルを表示します。 ファイルリストの末尾に到達した場合は、次のフォルダに移動するか、あるいは このファイルリストの先頭に戻るかをダイアログで選択します。

3.2 前のイメージを表示 (Backspace)

現在表示しているイメージ(カーソル位置のイメージでないことに注意)の ファイルリスト中での前のファイルを表示します。 ファイルリストの先頭に到達した場合は、前のフォルダに移動するか、あるいは このファイルリストの末尾に戻るかをダイアログで選択します。

3.3 1つ先のイメージ (Shift + Space)

2画面表示時のみ有効です。表示するイメージを1つだけ先に進めます。 (たとえば 2.jpg/3.jpg が実行前に表示されていた場合は、3.jpg/4.jpg が表示される)

3.4 1つ前のイメージ (Shift + Backspace)

2画面表示時のみ有効です。表示するイメージを1つだけ前に進めます。

3.5 自動スライドショー (Shift + S)

自動スライドショーのOn/Offをトグルで切り替えます。 自動スライドショーでは一定時間ごとに次のイメージを表示していきます。時間間隔は "その他->設定"メニューで変更できます。

自動スライドショーは一定間隔ごとに自動的に "次のイメージを表示"コマンドを発行するものと 考えられますが、以下の特別ルールがあります。

3.5 スライド表示時の自動フィット

トグルで切り替わります。 有効にすると、スライドショーで画像を切り替えたさいに自動的に フィットがかかります。
また、"自動フィット時に向きを保存"を有効にすると、イメージの向きが保たれたまま フィットを行います。

3.6 スライドエフェクトの有効/無効 (E)

トグルで切り替わります。 有効にすると、スライドショーで画像を切り替えたさいにエフェクトをかけます。

3.7 スライドエフェクトの種類

エフェクトには何種類か存在し、使用したいエフェクトをメニューから選択できます。
また、ランダムエフェクトを選択すると、表示のたびにランダムにエフェクトの種類を切り替えます。

4. ウインドウ関連

Hamanaのウインドウを制御する機能群です。

4.1 フルスクリーン表示On/Off (Enter)

フルスクリーン表示On/Offをトグルで切り替えます。

4.2 常に最前面に表示

有効にすると Hamanaのウインドウが常に最前面に表示されます。

5. ライブラリ

気に入ったファイルの位置をライブラリとして記録するための機能群です。
ライブラリの実体は *.hflというテキストファイルであり、何種類も作成することができます。 ライブラリにはファイルのパス情報などが書き込まれていきます(イメージファイルの実体では ないので注意)。

ライブラリにイメージファイルの登録を行うには、カレントの編集用のライブラリを選択しておく必要があります。 また編集作業が終了したら ライブラリを保存する必要があります(自動保存ではありません)。

編集中のライブラリが存在する場合は、ファイルリストの下にそのライブラリ名と登録されている イメージファイルの数が表示されます。また編集中のライブラリに登録されているファイルは 緑色でハイライト表示されます。

作成したライブラリは ライブラリの閲覧コマンドで閲覧できます。 ライブラリを閲覧すると、ファイルリストにライブラリに登録されているイメージファイル名が リスト表示されますので、後は通常のファイルリストの操作で閲覧が可能です。

5.1 編集用のライブラリを選択する (W)

カレントの編集用ライブラリを選択します。すでに編集中のライブラリが存在する場合は、 事前にそれを保存するかどうかたずねられます。

5.2 編集中のライブラリを保存 (Ctrl + S)

現在編集中のライブラリを保存します。

5.3 現在表示中のイメージをライブラリに登録 (A)

現在表示中のイメージをカレント編集ライブラリに登録します。 カーソル位置のファイルでないことに注意してください。
2画面表示モードの場合は2つのイメージが登録されます。
登録に成功するとファイルリスト中のファイル名が緑色でハイライトされます。

5.4 現在のファイルリスト内の全イメージをライブラリに登録 (Shift + A)

現在のファイルリスト内の全イメージをカレント編集ライブラリに登録します。
登録に成功するとファイルリスト中のファイル名が緑色でハイライトされます。

5.5 現在表示中のイメージをライブラリから削除 (D)

現在表示中のイメージをカレント編集ライブラリから削除します。 カーソル位置のファイルでないことに注意してください。
2画面表示モードの場合は2つのイメージが削除されます。

5.6 ライブラリを閲覧する (O)

ライブラリをファイルリストにロードします。 その後、スライドショーなどを利用できます。

5.7 編集中のライブラリの詳細設定

ライブラリ内のファイルの順序を変更したり、 各ファイルごとにページ送り時の効果音、エフェクトの種類を指定することができます。

6. その他機能

6.1 設定

Hamanaの設定ダイアログが表示され、susieプラグインの場所などの 各種設定を行います。

6.2 ファイルを開く (Ctrl + O)

Windows標準のファイル選択ダイアログを用いて、イメージ/書庫/ライブラリを 開くことができます。また、Hamanaウインドウ上にそれらをドロップすることでも 可能です。

6.3 スクリーンセーバー

以下の手順で スクリーンセーバーとして利用できます。

  1. Hamana.exe を C:\Windows フォルダにコピーする。
  2. コピーした Hamana.exe のファイル名を Hamana.scr に変える。
  3. コントロールパネル->画面->スクリーンセーバータブを開いて"Hamana" を選択する。
  4. 設定ボタンを押すと Hamanaが立ち上がるので、エフェクトの種類や、時間などを設定する。手順3で Hamana.ini もコピーしておくと多少設定の手間が楽になるかもしれない。
  5. 手順4の設定がだいたい終わったら、表示したいフォルダの適当な画像を表示した状態で Hamanaを終了させる。なおフォルダだけでなく、書庫や、ライブラリ(*.hfl)でもOK。
  6. ファイルをランダムに表示したい場合などは、設定ダイアログのキー設定タブを開き、 "スクリーンセーバー起動直後"の先頭に"ファイルリスト整列(シャッフル)"を割り当ててることで、 表示順序をカスタマイズできます。デフォルトではシャッフルです。
  7. プレビューボタンを押して、動作確認。なお、通常のスクリーンセーバーと異なりキーを押しても終了しません。終了にはマウスカーソルを動かすか、ESCキーを押してください。
  8. アンインストールには C:\Windows フォルダの Hamana.scrと Hamana.ini を削除すればOK。

6.4 .pdf/.ai 対応

Ghostscript をインストールしたシステム上では pdf/ps/epsファイルおよび aiファイル(Adobe Illustrator) が閲覧できます。 以下の手順で設定してください。

  1. Ghostscriptのページより Windows版モジュールをダウンロード。(2005/04/19現在の最新版は gs851w32.exe)
  2. Ghostscriptをインストールします。
  3. Hamanaの設定ダイアログのGhostscriptのページを開き、gsdll32.dll のパスを指定します。(例えば、"C:\Program Files\gs\gs8.51\bin\gsdll32.dll")

なお、Hamanaでは Ghostscript によって pdfファイルを bmpファイルに変換して表示しています。 設定ダイアログの DPI の値を大きくすると、bmpファイル作成時の解像度が上がり綺麗な画像が表示されますが、 あまり大きくしすぎると画像のサイズが大きくなりすぎ、メモリが足りなくなる場合がありますのでご注意ください。
また pdfファイルからページ数が取得できない場合があります。 このときHamanaは適当なページ数のpdfとみなして表示を強制的に行います。 初期値はページ数を100として処理しますが、設定ダイアログ上で変更ができます。
特定の表示できないPDFファイルがあった場合は、おそらくフォントが足りないためと思われます。 対処方法はこちらです。

6.5 サムネイルキャッシュ

Hamana では作成したサムネイルは自動的にHDD上にキャッシュされます。 Hamana.exe と同じフォルダ上にある HamanaThumb.mcf というファイルを削除することで サムネイルキャッシュを消去できます。 キャッシュファイルが肥大化した場合は設定ダイアログのサムネイル最適化を行うと サイズが小さくことがなります。

設定ダイアログの サムネイル のページでサムネイルをキャッシュするかどうかを変更できます。 環境によってはサムネイルをキャッシュしてもほとんど速度が向上しない場合もありますので、 その場合はサムネイルキャッシュの書き込みを off にしてください。

イメージファイル単位でキャッシュは管理されています。具体的には イメージファイルの 名前(パスを含みません)、サイズ、タイムスタンプ ごとに対応するキャッシュが存在します。 したがって、たまたま名前、サイズ、タイムスタンプが全て一致するファイルが存在する場合は 共通のサムネイル画像をもつことになり、正しく表示されない場合があります(極々まれだと思われます)。

圧縮ファイル内のイメージにおいても、名前、サイズ、タイムスタンプを利用して キャッシュを作成します。

6.6 トーンカーブ補正

6.7 キーカスタマイズ

以下に キー/マウス カスタマイズの手順について説明します。

  1. 設定ダイアログを開き、キー/マウスコンフィグ タブを表示します。
  2. 左のグリッドよりコマンドを割り当てたいキー/マウス操作を選ぶ(キータイピング登録ボタンを押すと楽に選択できます)
  3. 右上に現在割り当てられているコマンドが表示されます。複数個のコマンドを組み合わせることも可能です。"(nop)"はコマンドが定義されていないことを示します。
  4. 右下のリストから割り当てたいコマンドを選択します。
  5. コマンドによってはいくつかのオプションが表示されますので、必要に応じて指定します。
  6. "Hamana.key"にキー定義情報が保持されます。これをコピーすることで異なる環境への移行もスムーズにできます。
  7. マウスの左クリックはカスタマイズできません。
  8. 条件分岐という特殊なコマンドが存在します。

コマンドには条件分岐という特殊なコマンドがあります。"if (条件文) {" といった名称のコマンド類です。 これらは中括弧コマンド"}" と組み合わせて使用するコマンドで、 if文の条件が真のときのみ 中括弧"{ }" で囲まれた範囲のコマンドを実行させます。

例えば以下のように3つのコマンドを組み合わせた場合は、ファイルリストが表示されているときのみカーソル移動コマンドが実行されます。

if (ファイルリスト表示中) {
  カーソル移動
}

中括弧"}"のかわりに"} else {"を使用すると、ifの条件が成り立たなかったときに実行するコマンドを 続いて記述することができます。以下の例では、ファイルリスト表示中にはカーソル移動を、非表示中には次のイメージを表示します。

if (ファイルリスト表示中) {
  カーソル移動
} else {
  次のイメージ
}

6.8 C/Migemo の利用方法

インクリメンタルサーチ時に「C/Migemo」を利用することで、ローマ字入力による漢字ファイル名の検索ができます。 「C/Migemo」を利用するには以下の手順を行います。(利用のさいには「C/Migemo」同梱のドキュメントをお読みください)

  1. KaoriYaさんのページより バイナリ(DLL) 1.2 リリース版 for Windowsを入手します。
  2. Hamana.exe の存在するディレクトリに migemo という空のフォルダが用意されています。そこに migemo.dll および dictフォルダ をコピーします。以下のようなフォルダ構成になります
    • migemo/migemo.dll
    • migemo/dict/han2zen.dat
    • migemo/dict/hira2kata.dat
    • migemo/dict/migemo-dict
    • migemo/dict/roma2hira.dat
  3. インクリメンタルサーチを実行すると、「C/Migemoを利用」というチェックボックスが有効になっていますのでチェックをいれます。
  4. 以上で アルファベット部分が C/Migemo により処理されます。仕様により数字や記号は C/Migemoによる処理を無視します。

なお、v1.30現在では 正規表現モード時に C/Migemoは利用できませんので、ご注意ください。

6.9 外部アプリケーションの呼び出し

任意の外部アプリケーションを呼び出すコマンドが存在し、キーカスタマイズで任意のキーに割り当てることができます。
具体的には「外部アプリケーション呼び出し」コマンドを指します。このコマンドは2つのパラメータを指定できます。

1つめのパラメータは、呼び出したアプリケーションと Hamana とを非同期で実行させるかを指定します。非同期にした場合、 呼び出したアプリケーションとHamana は並列して同時に実行されます。一方、同期にした場合は、呼び出したアプリケーションが終了するまで Hamana の動作は停止します。

2つめのパラメータはコマンドパラメータです。呼び出すアプリケーションのパスとその引数を指定します。以下のルールで指定します。

例えば以下のようにすることで、マークしたファイルをフォルダC:\Jpeg Files\ に移動しさらにファイルリストを最新の状態に更新できます。
同期実行にしないとファイルリスト更新の時点でまだ移動処理が終っていない可能性があることに注意してください。

外部アプリケーション実行 (非同期実行: off  コマンドパラメータ: mv $MF "C:\Jpeg Files\")
ファイルリスト再読み込み

また以下のようにすると、現在開いているフォルダでエクスプローラーを起動します。

外部アプリケーション実行 (非同期実行: on  コマンドパラメータ: explorer $P)

空白を含むファイル名を指定する場合は""でファイル名を囲む必要があります。以下はIrfanView を呼び出す例です。

外部アプリケーション実行 (非同期実行: on  コマンドパラメータ: "C:\Program Files\IrfanView\i_view32.exe" $F)

A. Appendix

A.1 操作一覧

キー(以下はデフォルトでの設定です)
矢印↑ファイルリスト上のカーソルを移動
矢印↓ファイルリスト上のカーソルを移動
矢印←1つ上のディレクトリに移動
矢印→ ディレクトリ移動 (カーソル位置がディレクトリの場合)
圧縮ファイルオープン (カーソル位置が圧縮ファイルの場合)
画像表示 (カーソル位置が画像ファイルの場合)
Shift + 矢印キーパン
PageUp/PageDownファイルリストを1画面スクロール
Insertファイルリスト/イメージ情報のテキストを小さくする
Deleteファイルリスト/イメージ情報のテキストを大きくする
Space現在表示中の次のファイルを表示
Backspace現在表示中の前のファイルを表示
Shift + Space現在表示中の1つ次のファイルを表示(2画面モード時のみ)
Shift + Backspace現在表示中の1つ前のファイルを表示(2画面モード時のみ)
Ctrl + Spaceイメージを含む次のフォルダを検索し、移動
Ctrl + BackSpaceイメージを含む前のフォルダを検索し、移動
Enterフルスクリーン表示
ESC終了
+10%ズームアップ
-10%ズームダウン
22画面モードにOn/Off
A表示しているイメージを現在編集中のライブラリに追加する
Shift + Aファイルリスト内の全イメージを現在編集中のライブラリに追加する
D表示しているイメージを現在編集中のライブラリから削除する
EエフェクトのOn/Off
Fファイルリスト表示 On/Off
Iイメージ情報表示 On/Off
H左右反転(SHIFTを押しながらだと3度)
Ctrl + Hフィット
Ctrl + Shift + Hフィット(画像の向きを保ちます)
L左90度回転(SHIFTを押しながらだと3度)
O編集したライブラリを閲覧する
PPerspective/Ortho 切り替え(オマケ)
R右90度回転(SHIFTを押しながらだと3度)
S左開き/右開き の切り替え(2画面モード時のみ)
Ctrl + S編集中のライブラリを保存する
Shift + S自動スライドショーの開始/終了
Tサムネイル表示 On/Off
V上下反転(SHIFTを押しながらだと3度)
W編集用にライブラリを開く
Z設定ダイアログを開く

マウス
ホイール上/下"矢印↑"/"矢印↓"と同じ
左ドラッグ現在の操作モードにより(ツールバーで変更可能)、パン/ズーム/回転のいずれか
左ドラッグ + Shiftパン
左ドラッグ + Shift + Ctrl3D回転
左ドラッグ + Ctrlズーム
右クリック現在表示中の次のファイルを表示
サムネイル or ファイルリストで左クリックそのイメージにカーソルを移動
サムネイル or ファイルリストで左ダブルクリックそのイメージを表示

なんちゃってマウスジェスチャー
右ドラッグしながらマウスカーソルを右"矢印→"と同じ
右ドラッグしながらマウスカーソルを左"矢印←"と同じ