Hacking:美しき策謀―脆弱性攻撃の理論と実際
かなーり、面白い本だった。ノンストップで一気に読んでしまった。
バッファオーバーフロー攻撃などの大まかな原理はわかっていても、実際の攻撃プログラムの実装についてまで考えたことはなかった。この本には短いながらも実際に使える(?)危険なコードが載せられ、丁寧に説明されている。たとえばバッファーオーバフロー攻撃の1つはstrcpyが確保してある配列を超えて書き込むバグを利用するのだが、そのためには送り込むコードにヌル文字(=0x00)が含まれていてはいけない。ヌル文字があるとstrcpyのコピーが途中で止まってしまうからだ。てことで、バイト列に0を含まないようにするために、0をレジスタにロードする命令は 同一レジスタ同士の xor命令に置き換えたりなどのさまざまな工夫を施す必要がある。この本にはそういったテクニックが大量に、丁寧に説明されていて、読んでいて実に楽しい。
コーディング上のテクニックのほかに、暗号の解読方法や、ネットワーク盗聴の方法などにも言及してあって、防衛のためにもこれらに詳しくない人は読んでおくといいんじゃないかなと思った。
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