トロステでグローバルイルミネーション

PS3の一番のキラーソフトといったら無料ソフトのまいにちいっしょであろう。トロが毎日ちょっとしたニュースを伝えるというものだ。
また、毎日1回右脳ランキングを測ることができて、ミニゲームによってインターネット上で全国のランキングを争うことができるのだが、これが結構燃えてしまう。(↓は今までのベストスコア。30代が異様に多いのが、PS3の価格の問題を如実にあらわしているがな...)
トロステ

実にお手軽な内容で、毎日PS3に火をいれる動機になるというすごいことをさらりとやってのけているソフトなのだが、技術面でもすごいことをやっているとのことで感心してしまった。

トロの質感への挑戦
で、今回、PS3 でトロを表現するにあたって、次世代機なんだしリアルタイムでスカイライトの様な表現ができないかという話しがでてしまい、この無謀とも思える課題にウチのプログラマが取り組んだのです。その際に取りれられたのが、「アンビエント隠蔽(遮蔽)」というアルゴリズムです。
(中略)
ま、というわけで、まいにちいっしょのトロの質感は、CELL の SPU を4個も使って実現されている、次世代機ならではモノだという話しでした。まぁ、一見、地味に見えるまいにちいっしょですが、こういうこだわりもあるのです。


以前からトロの影がすごいなあとは思っていたのだが、まじめにリアルタイムGI(大域照光)を実現していたとは思いもよらなかった。
アンビエントオクルージョンとは、各ポリゴン頂点から無限遠方の半球めがけて多数の光線(レイ)をランダムな方向に投げ、遮蔽物にぶつかる確率を求めて、それを環境光のライティング時に係数としてかけるという膨大な演算が必要な処理だ。

間接光による影を大胆に近似したアルゴリズムであるが、威力は絶大で、下図のように近くに遮蔽物がある場合の柔らかい影(球体と平面との接触箇所近辺)を表現することができる。

静的なシーン限定で遮蔽係数を事前計算する方法は見かけていたけど、トロステの場合は係数をリアルタイムに計算しているとのことで、まさにCellの面目躍如といったところだろう。
こういったところに技術を使うのは大好きだ。

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