Wii

元旦にレンタルビデオを返却しにいったら Wiiが売っていたので 思わず買ってしまった。

前評判どおり画質的には PS2に毛が生えた程度だったのだが、ユーザーインタフェースは実に画期的だ。片手で持てるリモコンで、かつ画面を直接ポインティングするデバイスなので普段ゲームをやらない人にも拒否感をもたせない。今年の正月は親戚が来るたびにWiiが猛威を振るっていた。

ゲームを目の敵にする家の母親でもWiiだけは別格で、Wii Sportsなどは一人で勝手に遊んでいるぐらいだ。ファミコン以来過去にこんなゲーム機はなく、革命的な出来事といってよいかもしれない。

唯一ネックになりそうなのはやはりコンピュータとしての性能があまりに低いことで、この先5年もたせるには相当アイディアをしぼらないとつらい気がするが、ここ最近の任天堂の冴え方を見ているとそれも不可能じゃなさそうなのが凄い。

PS3

Wiiと対比されることの多いPS3だが、こちらも買ってしまった。60GBモデルなので本体だけで6万円ととてもゲーム機とは思えない価格なのだが、「やっぱコンピュータ業界に携わっている人間としては必需品だよね〜」と自分に言い聞かせている。

発売直後の割にはよくできてるソフトがあって、とくにモーターストームというソフトが技術的にもゲーム的にもすばらしい。
物理法則によって支配された広大な箱庭の中をバイクやバギーで疾走して、派手なクラッシュを楽しむというバカゲーだ。 これまでにないレベルで各オブジェクトが物理演算されていてるので、毎回走るたびに状況が違っていて、その状況の違いが複雑で多彩で面白い結果を引き起こしてくれる。

(YouTubeで拾った動画. 2:00, 5:40あたりがオススメシーン)

膨大な物理演算によって新しい面白さが生まれると言う好例になっていて、PS3はこの路線で十分成功するんではないかと思っていたりする(さすがにもうちょっと値段下がらないと本格的な普及は無理そうだけど)。

ついでにゲーム以外ではLinuxをインストールして遊んでいるが、残念ながらGPUのドライバは提供されていないので、描画はすべてCPUで行う必要があって、OpenGLを使った3Dアプリなどはまともに動かない状況だ。
PS3のもうひとつの特徴であるCellプロセッサのSDKは配布されているので、暇ができたらCellのプログラミングコンテスト(Cell Speed Challenge 2007)なんかに参加してみたいなあ。

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