今年の夏はニューオーリンズ

永年のあこがれ、SIGGRAPH(シーグラフ)へ、今年行くことにしました。
世界最大のコンピュータグラフィックスの学会&祭典で、今年は8/3〜8/7までニューオーリンズで開催されます。
プレビューのビデオみてるだけでワクワクしますね。


仕事に役立ちそうな論文発表が山ほどありそうなので、じっくり勉強してきます。

ちなみにニューオーリンズはジャズ発祥の地だそうで、ジャズの生演奏を楽しめるバーがたくさん並び、明け方まで飲み明かす観光客であふれてるとか・・・
こっちも楽しみですな (`･ω･´)

ニューオリンズにやってきた

ニューオリンズのホテルに着きました。もう遅いので今日は出歩かずに明日からのSIGGRAPHに備えます。

しかし、今日は疲れました。
成田からニューオリンズへはコンチネンタル航空のヒューストン乗り継ぎの路線で行ったのですが、ヒューストンの乗り継ぎ時に空港が混雑していてどう考えても時間が足りない。
入国審査->手荷物受け取り->手荷物預け->持ち回り品検査まで終わった時点で次の飛行機の出発時間の数分前!!!
絶対ムリとわかりつつも、搭乗ゲートまで1km以上は猛ダッシュしましたが、結果はもちろん私の荷物を載せて飛びたつ飛行機を眺めるハメに。

結局次の便のキャンセル待ちをしたのですが、同じ目にあった日本人がかなりいたようでした。
で、その後は、

キャンセル待ちで乗れる人10人のうち、最後の一人に当選!!!
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ヽ(ﾟ∀ﾟ)ﾉ
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飛行機の扉のところで「ごめーん、座席数え間違えてて乗れるの9人だった。あなたやっぱ無理」と言われる。
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⊂⌒~⊃｡Д｡)⊃
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「搭乗ゲートに戻れ」といわれてもあきらめ切れずに扉がしまりつつある飛行機を近くで眺めていたら、「やべ。また数え間違えてた。あなた乗れる。」と言われる。
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ヽ(ﾟ∀ﾟ)ﾉ

というわけで、なんとか今日中にニューオリンズまで着くことができたのでした。
実際に乗れる人数は8人らしくて、8,9番目の人がペアのお客さんだったので私が繰り上げになったようです。よかった。

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おまけ: iPhoneを夢中になって操作しながら、ハイウェイを時速130kmで疾走するシャトルバスの運転手。mixi中毒とみた!

SIGGRAPH1日目 & バーボン通り

いよいよSIGGRAPHが開催です。 今日はこのへんを聞きにいきました。

前者は東大の五十嵐准教授がチェアマンなので畑違いと思いつつも聞きに言ってみたのですが、ものすごく面白かった。(ちなみに五十嵐さんが浜松の某A社にインターンにきたときにTeddyを見せてもらってから大ファンになったのです)

とくに"PhotoSketch"というのに感動。
たとえばピラミッドみたいな絵が描きたいと思ったら、ピラミッドみたいな三角形をスケッチすると、世界中の写真データベースから似た画像を検索して、本物のピラミッドの写真を探すことができます。
この画像にさらに空を飛ぶ鳥を合成したかったらやっぱり鳥みたいな簡単なスケッチをして、ヒットした写真をどんどん合成することができます。
つまりこれは頭に思い描いた絵を描くのを素人でも簡単に行えるために支援するツールなんです。残念ながらこのアプリはまだ公開されてないようですが、はやく実際に触りたいですね。

夜はバーボン通りへと行ってみました。
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ひたすらクラブハウスが並んでいて壮観。ニューオリンズはジャズ発祥の地とのことですが、 ジャズを演奏している店はほとんど皆無だったのが意外。
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適当にロックを演奏している店に入ってみました。客がみんなノリノリで楽しかった。ドリンク一杯で好きなだけいれるのでオトクです。
おまけ: 晩めし。帰るときにはどれだけ太ってることやら・・・
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SIGGRAPH2日目 & カジノ

今日から展示会(Exhibition)が開始です。
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が、あまり面白くなかった。このご時世だからか知れないが、かなり地味です。

夜は、コンピュータアニメーションフェスティバル(CAF)のEvening Theaterを見てきました。

まさにCGの祭典で、アイディアや技術力を惜しみなくつぎ込んだ力作が次々と巨大な会場の大型スクリーンに映し出されて圧倒されます。
今年からリアルタイムレンダリング部門が新設されて、これも面白かった。エントリーされていたのはPS3のFlower、畝見さんのDT4 Identity SAというソフト、ATIの群集シミュ、XBOXのボクシングゲームです。
とくに大画面でプレイするFlowerは息をのむ美しさでした。いいゲームですね。以前買ってクリアした後、放置してましたが、またプレイしたくなりました。


さらに夜9時からはSIGGRAPH東京がシェラトンホテルで開催したパーティに参加してみました。
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幸運にも先ほどのEvening Theaterで発表された畝見さんとお話することができました。なんと専門はCGとはまったく無関係なんだそうです。作成されたソフトは誰でもダウンロードできるそうなので、日本に帰ったら早速遊んでみたいと思います。
DT4 Identity SA


今日の最後は、カジノです。ひたすらスロットやってました。
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案の定、あのときやめておけば・・・という結果となりましたとさ（´・ω・`）

おまけ:今日の昼メシ。鶏肉をどうにかしたものと、チャーハンとミックス野菜。値段も量も味も手ごろで良かった。
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SIGGRAPH3日目 & クレオール料理

折り返し点の3日目。

今日一番面白かったのは、Direct Trimming of NURBS Surfaces on the GPUという論文。
以前blogに書いたGPU-based trimming and tessellation of NURBS and T-Spline surfacesでは曲面のトリムをトリムテクスチャというテクスチャを貼り付けることで実現してましたが、今回はその発展系です。

各画素ごとにUVループの内外判定をリアルタイムに行ってトリムを実現、しかもUVループはテクスチャのように離散化せずにベクトルデータのまま処理。 つまりCPUでは至極真っ当な方法ですが、普通にやってはGPU上に実装できないので、どう工夫して実装したかという話でした。

デモでは複雑なモデルでもグリグリ動いていたので、実装してみたくなりました。

昼はちょっと時間が空いたので、フレンチクォータまで散歩してみました。
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フランスやスペインの植民地時代だったときの名残が今も強く残っていて、アメリカとはとても思えない街並み。遠くにはビジネス街の超高層ビルが見えます。

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ジャクソン広場の第7代大統領アンドリュー・ジャクソンの銅像。かっこよく馬にまたがっています。
丸太小屋で生まれ、独学で知識と技術を身に付け、武勇の誉れ高く、商才にも恵まれ、金持ちの娘と結婚し、大統領になっても気取らない・・・というような人だったそうで、まさに英雄ですね。
OKという言葉は、学校に通えなかったジャクソンが"All Correct"を"Oll Korrect"と発音どおりに綴ったことが語源という説があるそうです。

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ニューオリンズではフランスやスペインの流れを汲むクレオール料理と、カナダからのケイジャン料理の2つに分かれるそうですが、クレオール料理で有名な"Gumbo Shop"で昼メシを食べてみました。
ジャンバラヤ、ザリガニの煮込み、エビの煮込みのプレートです。見た目が若干ナニですが、普通にウマイ。
ニューオリンズの料理は米が主体なので日本人にも合いそうです。

おまけ: ホテルの部屋の写真。一泊一万円ぐらい。値段のわりに設備もサービスもしっかりしています。
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部屋の窓の向かいは SIGGRAPHの会場です。部屋から2分で会場まで行けます。フレンチクォータからは遠いですが(徒歩20分ぐらい)、こまめに帰ってこれるので、会場のすぐそばにして正解でした。
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