おっぱいバレー

おっぱいバレー おっぱいバレー
読んだ。

タイトルに惹かれたわけではない。だんじてない。

地区大会で優勝したら美人教師におっぱいをみせてもらうという約束をしたバレー部のダメ中学生たちが、成長していくというお話。
舞台が浜松(三ケ日)と聞いていたので前から気になっていたのだ。「泣ける」という人も結構いたのでそれも楽しみだった。

ギャグ重視のリアリティがない物語だが(中学生がツバメ返しで天和あがったりする)、友情とか男気とかそういう要素もあって、飽きずに最後まで一気に読めた。
漫画向きのストーリ展開なので、そっちも希望したいところだ。映画化は決定したらしい。

Motion Portrait


Motion Portrait という技術に驚いた。 正面から撮影した1枚の写真からここまでのアニメーションが生成できて、しかもほとんど自動で判別できるらしい。すばらしい。
以下の記事の一番下には Windowsで動作するリアルタイムデモもある。モデルはX68000ユーザーにはおなじみの西川善司さんだ。ファンなら必見!!!
http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20070312/eng.htm

トロステでグローバルイルミネーション

PS3の一番のキラーソフトといったら無料ソフトのまいにちいっしょであろう。トロが毎日ちょっとしたニュースを伝えるというものだ。
また、毎日1回右脳ランキングを測ることができて、ミニゲームによってインターネット上で全国のランキングを争うことができるのだが、これが結構燃えてしまう。(↓は今までのベストスコア。30代が異様に多いのが、PS3の価格の問題を如実にあらわしているがな...)
トロステ

実にお手軽な内容で、毎日PS3に火をいれる動機になるというすごいことをさらりとやってのけているソフトなのだが、技術面でもすごいことをやっているとのことで感心してしまった。

トロの質感への挑戦
で、今回、PS3 でトロを表現するにあたって、次世代機なんだしリアルタイムでスカイライトの様な表現ができないかという話しがでてしまい、この無謀とも思える課題にウチのプログラマが取り組んだのです。その際に取りれられたのが、「アンビエント隠蔽(遮蔽)」というアルゴリズムです。
(中略)
ま、というわけで、まいにちいっしょのトロの質感は、CELL の SPU を4個も使って実現されている、次世代機ならではモノだという話しでした。まぁ、一見、地味に見えるまいにちいっしょですが、こういうこだわりもあるのです。


以前からトロの影がすごいなあとは思っていたのだが、まじめにリアルタイムGI(大域照光)を実現していたとは思いもよらなかった。
アンビエントオクルージョンとは、各ポリゴン頂点から無限遠方の半球めがけて多数の光線(レイ)をランダムな方向に投げ、遮蔽物にぶつかる確率を求めて、それを環境光のライティング時に係数としてかけるという膨大な演算が必要な処理だ。

間接光による影を大胆に近似したアルゴリズムであるが、威力は絶大で、下図のように近くに遮蔽物がある場合の柔らかい影(球体と平面との接触箇所近辺)を表現することができる。

静的なシーン限定で遮蔽係数を事前計算する方法は見かけていたけど、トロステの場合は係数をリアルタイムに計算しているとのことで、まさにCellの面目躍如といったところだろう。
こういったところに技術を使うのは大好きだ。

PS3

Wiiと対比されることの多いPS3だが、こちらも買ってしまった。60GBモデルなので本体だけで6万円ととてもゲーム機とは思えない価格なのだが、「やっぱコンピュータ業界に携わっている人間としては必需品だよね〜」と自分に言い聞かせている。

発売直後の割にはよくできてるソフトがあって、とくにモーターストームというソフトが技術的にもゲーム的にもすばらしい。
物理法則によって支配された広大な箱庭の中をバイクやバギーで疾走して、派手なクラッシュを楽しむというバカゲーだ。 これまでにないレベルで各オブジェクトが物理演算されていてるので、毎回走るたびに状況が違っていて、その状況の違いが複雑で多彩で面白い結果を引き起こしてくれる。

(YouTubeで拾った動画. 2:00, 5:40あたりがオススメシーン)

膨大な物理演算によって新しい面白さが生まれると言う好例になっていて、PS3はこの路線で十分成功するんではないかと思っていたりする(さすがにもうちょっと値段下がらないと本格的な普及は無理そうだけど)。

ついでにゲーム以外ではLinuxをインストールして遊んでいるが、残念ながらGPUのドライバは提供されていないので、描画はすべてCPUで行う必要があって、OpenGLを使った3Dアプリなどはまともに動かない状況だ。
PS3のもうひとつの特徴であるCellプロセッサのSDKは配布されているので、暇ができたらCellのプログラミングコンテスト(Cell Speed Challenge 2007)なんかに参加してみたいなあ。

Wii

元旦にレンタルビデオを返却しにいったら Wiiが売っていたので 思わず買ってしまった。

前評判どおり画質的には PS2に毛が生えた程度だったのだが、ユーザーインタフェースは実に画期的だ。片手で持てるリモコンで、かつ画面を直接ポインティングするデバイスなので普段ゲームをやらない人にも拒否感をもたせない。今年の正月は親戚が来るたびにWiiが猛威を振るっていた。

ゲームを目の敵にする家の母親でもWiiだけは別格で、Wii Sportsなどは一人で勝手に遊んでいるぐらいだ。ファミコン以来過去にこんなゲーム機はなく、革命的な出来事といってよいかもしれない。

唯一ネックになりそうなのはやはりコンピュータとしての性能があまりに低いことで、この先5年もたせるには相当アイディアをしぼらないとつらい気がするが、ここ最近の任天堂の冴え方を見ているとそれも不可能じゃなさそうなのが凄い。

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